Sakura Tango Festival 2025

現在のアルゼンチンおよび世界のタンゴシーンにおいて掛けがえのない存在となっているアサト・パイス。アジェレン（バンドネオン）とクリスティアン（ピアノ）によるデュオ編成で、伝統的で踊れるタンゴから、ピアソラの音楽を独自に解釈したもの、さらには現代音楽の作品まで、タンゴのさまざまな側面をカバーしている。YouTubeでのコミカルで小気味よいリズムレクチャー動画で世界的人気を博しており、教育コンテンツの革新でも高く評価されている。彼らのフレッシュでダイナミックなスタイルの動画は、現代タンゴの象徴となっている。

Ayelén Pais (アジェレン・パイス)：バンドネオン奏者
ラ・パンパ州出身、2007年ブエノスアイレスに上京。女性バンドネオン奏者の先駆者とされ、現代における代表的な女性バンドネオン奏者の一人。
タンゲリーア「エル・ケランディ」、ショウグループ「タンゴ・レジェンズ」などでソロイストとして活躍。演奏のみならず、バンドネオン習得に役立つ新たな形の映像マテリアルを作り教則ビデオの作成者としても知られる。さまざまなグループやオルケスタにこれまで参加してきた。
ラウル・ガレーロの指揮のもと、「セレクシオナード・フェデラル・デル・タンゴ」（タンゴ地方州出身者選抜）に参加、アメリータ・バルタールと共に「グローリアス・アルヘンティーナス」に参加、スサーナ・リナルディと共に「モローチャの中庭」に参加。2017年「ブエノスアイレスタンゴ・フェスティバル」のオープニングでオスバルド・ピーロ楽団に参加、2021年ファビアン・ベルテーロ楽団のソリストとして招かれ、国立タンゴ・アカデミーから提供されたアニバル・トロイロが所有していたバンドネオンを演奏した。
これまでブラジル、メキシコ、ヨーロッパでツアーを行った他、2013年にはマルベック・タンゴ・ハウスの演奏チームに参加するため1年間アメリカ合衆国に滞在した。
オルケスタ・ロマンティカ・ミロンゲーラやオルケスタ・ティピカ・ピチューコなど、現代のミロンガ演奏を主体とするさまざまなオルケスタにも参加している。
出演した映像作品に伝説的ダンサーのマリア・ニエベスとの共演もある。
そのユニークな個性は他ジャンルのアーティストにも好まれ、ラリ・エスポシト、ロス・アンヘレス・アスーレス、ナチャ・ゲバラ、オラシオ・ラバンデーラとも共演している。

Cristián Asato (クリスティアン・アサト)：ピアニスト
1982年ブエノスアイレス生まれ、タンゴ新世代のピアニストの中で最も知られた存在の一人である。「タンゴ・レジェンズ」カンパニーの音楽監督を務めるほか、伝説的なオスバルド・プグリエーセ楽団のバンドネオン奏者ビクトル・ラバジェン率いる七重奏団のピアニストとしても活動している。
プロ音楽家として活動するほか、音楽教育の分野でデジタルを使ったマルチメディアの分野にも従事している。
ブエノスアイレス・コロン劇場、キルチネル文化センターのラ・バジェーナ・アスール、ラ・ウシーナ・デル・アルテといったアルゼンチンの重要なステージで演奏を行っている。ラテンアメリカ諸国、アジア、アフリカ、ヨーロッパへのツアーを実施、イタリア・ローマのエル・パルコ・デ・ラ・ムジカ、カイロのオペラ座、ギリシャ・アテネのクリスマス・シアターなどの場所で演奏した。フアン・カルロス・コーペス舞踊団のピアニストをつとめ、2011年にはネリー・オマールの生誕100年記念コンサートに参加した。
アリエル・アルディトの伴奏楽団と共にアルベルト・ポデスタの伴奏をしたこともある。
2016年から2020年までエミリオ・バルカルセ記念タンゴ学校オ―ケストラのピアノ講師を担当。2017年にはマスタークラス「音楽家のためのタンゴ」の教育スタッフとなった。
セッショニストとして多数の作品に参加、2018年にはソリストとして、アルフレド・ゴビのピアノ作品を復活させた「未発表のゴビ」を録音、評論家から高い評価を得た。
2017年、福嶌教輝(ふくしまのりてる) 駐アルゼンチン共和国日本大使により、ラテンアメリカの日系人コミュニティにおける優れた芸術活動による功績をたたえ表彰された。

トリオ・ロス・ファンダンゴス：
谷本 仰（ヴァイオリン）、いわつなおこ（アコーディオン）、秋元多恵子（ピアノ）
1999年 福岡での結成以来、アルゼンチンタンゴを全身で表現し続ける。
タンゴ黄金期の名曲を中心に展開されるダイナミックで息の通った演奏は、タンゴを愛する人々が集い踊る場「ミロンガ」において特に熱い支持を得ている。
これまでに5回のアルゼンチン ブエノスアイレス・ツアーのほか、国内外のフェスティバルやミロンガにて演奏。
CD「1」～「7」、結成20周年記念CD「Selección」、2023年11月最新作「8」発表。

2020 年夏に生まれた、福岡市在住の女性演奏家トリオ。2021年にイタリアで行われた「アストル・ピアソラ国際音楽コンクール トラーニ 2021」でグランプリに輝く。
福岡市を拠点として活動するバンドネオン奏者川波幸恵を中心にピアニスト・岡直美、ヴァイオリニスト・松本さくらで結成。タンゴ以外にもクラシック、昭和歌謡など幅広いジャンルでお客様に素敵な気分をお届けする。「+(プラス)」には、三人で完結するのではなく共演者やお客様と一緒に幸せなひとときを作っていく広がり、そして喜びを未来に紡いでいきたいという願いが込められている。

長女 ：Naomi　(岡 直美)
福岡女学院高校音楽科を経て桐朋学園大学音楽学部演奏学科ピアノ専攻卒業。第44回全日本学生音楽コンクール福岡大会高校の部第1位。1995年西日本新人演奏会に出演し福岡音楽文化協会賞受賞。1996年日本演奏連盟主催新人演奏会にて九州交響楽団と共演。2002年よりチェコを代表するウィハン弦楽四重奏団との共演を重ね、今年14度目の再共演を迎えた。2016年より毎月室内楽コンサートを開催する等、福岡を中心に多彩な演奏活動を展開中。福岡音楽学院非常勤講師。

次女 ：Yukie　(川波 幸恵)
バンドネオン 福岡県宗像市出身。福岡女学院高等学校音楽科、東京音楽大学ピアノ専攻卒業。第一回チェ・バンドネオン世界大会優勝（2015年アメリカ）。渡辺えりと出会い、舞台「りぼん」に出演。以来、ジャンルや文化の壁を越え(西城秀樹、沢田研二、笑福亭鶴瓶らと共演)幅広く活動、海外フェスティバルやTango Buenos Aires Festival y Mundial(2024)にも出演。また、この稀有な楽器の認知度を高めようと地元福岡で「バンドネオン知っとう隊」を結成し、「じゃばら体操」や「折り紙でバンドネオン」などで、普及活動にも力を入れる。「エアーバンドネオン大会」主催者。

三女 ：Sakura　(松本 さくら)
バイオリン 長崎県長崎市出身。東京藝術大学音楽学部卒業。 第59回全日本学生音楽コンクール福岡大会第2位。第31回高等学校音楽コンクール九州大 会金賞。アクロス弦楽合奏団として、第22回福岡県文化賞受賞。 2015年4月には松本さくらヴァイオリンリサイタルを開催。同年、大賀薬局主催のコン サートにて九州交響楽団と共演。 現在、ソロや室内楽、オーケストラの客演演奏をはじめ各地で演奏活動を行う傍ら後進 の指導にあたり、クラシック音楽普及のためのアウトリーチ活動も積極的に行っている。 アクロス弦楽合奏団、長崎OMURA室内合奏団メンバー。 2016年より、Bar CAVALLO the salonミュージックディレクターを務める。2019年より、 ジュニアオーケストラ福岡トレーナー。

長男 ：Toshitaka　(小野としたか)
福岡県福岡市出身。
小学3年生からピアノ、13歳よりコントラバスを始める。
福岡第一高等学校音楽科卒業。2013年東京藝術大学コントラバス科卒業。吉浦勝喜、永島義男、西山真二、木村索、Neil Swainson各氏に師事。2013年帰郷。現在、クラシック、ジャズ、タンゴほか多方面に活動中。吹奏楽部の指導にも力を入れている。桜タンゴフェスティバルにも数回出演している。

アルゼンチン マル・デル・プラタ出身。2002年よりティエンポのプロジェクトに携わる。

15年間タンゴのメインDJとして福岡のタンゴシーンを盛り上げてきた、第1回桜タンゴフェスティバルからのオーガナイザー、プロデューサー、DJの一人である。

Tango　DJ　／Tango　DJ　講師
幼少の頃からピアノ、ヴァイオリンを習い様々な音楽に触れる。10代の頃から各種ダンスに触れ、2002年にアルゼンチンタンゴを踊り始める。TDJ歴22年の豊富な経験から作り上げるタンダと音質はアジア随一との定評があり、国内外のイベントにおいてはTOMOのプレイで踊るために訪れるMilonguerosがいるほど。
アーティストからの信頼も厚く「TOMOの出す音は安心してパフォーマンスができる。」とダンサーからの評価も高い。また音源への造詣も深く、SPレコードのみ(コルティナも！)で4～5時間のミロンガでプレイできる国内で唯一のDJでもある。これらの知識、経験と技術に基づき国内外で多くのＤＪを育成中。 ・(日本/東京) ・ (日本/東京) ・(日本/東京)

【2024年度の主要イベントでの活動】
■ Tango Adict Marathon (フィリピン / マニラ)
■ Sakura Tango Festival (日本 / 福岡)
■ アジアTango選手権 (J/J、Vals、Milonga部門)　(日本 / 東京)
■ Fausto y Stephanie Welcome Milonga (日本 / 東京)
■ Chique cup (日本 / 東京)
■ Hernan Álvarez Prieto Farewell milonga (日本 / 東京)
その他、数多くの各種Show milonga、記念Milonga等に招聘

エルネスト・ボルゴノボ：アルゼンチン・ブエノスアイレス出身。神戸アルゼンチンタンゴ教室「Academia de Tango El Porteño」2003年より主宰。

1997年より数多くのアルゼンチンタンゴ巨匠達に学ぶ。本国で活躍後タンゴ芸術を広めるべく、2001年来日。
カンヌ映画祭推薦作品「NOSOTROS」に主人公役として主演。シルク・ドゥ・ソレイユ「アレグリア」のタンゴ監修、フィギュアスケート振付指導、吉本芸人、杉本彩等の共演などメディア出演も豊富である。アジアタンゴ世界大会など数々の大会審査員、タンゴ講師、DJとして世界各国に招聘されている。

ダンスと同様にDJのキャリアも古く、アルゼンチンで活躍当初からブエノスアイレス、ロサリオ、マルデルプラタのミロンガや、国内外のフェスティバルにて幾度となく務める。2000年代初期、関西のタンゴ界にタンダとコルティーナを初めてミロンガに入れたパイオニアでもある。また自身主催のミロンガは19年連続という歴史的記録を残す。主に40～50年代のタンゴ黄金時代から新しいオルケスタまで幅広い選曲でタンゴファンを魅了する。

Sapporo Tango TodoEsAmor (サッポロタンゴトドエスアモール) 主宰
横浜出身。札幌在住。
大阪や東京で多くのマエストロからレッスンを受ける。
幼い頃からピアノ、クラッシック音楽やジャズにはまり、その後、タンゴ音楽の魅力に引き込まれ現在に至る。札幌のローカルミロンガでDJを始め、現在は大阪、東京、福岡、広島、名古屋など、日本各地や韓国など、旅するようにDJをしている。
2022年に引き続き、2024年第二回Sapporo Tango Festivalを開催。第一回のフェスティバルはOsaka Tango (Cafetin de Buenos Aires)と共催し、Tango Live Show「胸像」の初演の制作に参加した。
現在、月一回の定例ミロンガMilonga Todo Es Amorや練習会などを主催。道外よりErnesto Suter＆ Paola Klingerなどのアーティストを招聘してワークショップなどをオーガナイズし、札幌、北海道でのタンゴの普及の為に活動している。

■ サッポロタンゴトドエスアモールHP
■ Sapporo Tango Festival 2024
■ Facebook: https://www.facebook.com/fukiko.hayashi
■ Instagram (DJ Fukky): https://www.instagram.com/tango_dj_fukky/
■ Instagram (Sapporo Tango TodoEsAmor): https://www.instagram.com/sapporo_tango_todoesamor

自身もダンスファン。 Social, Salsa, Bachata, Milongueroを経てTango DJへ。根っからのLatin Lover。　
イベントMCの経験からオーディエンスの反応には敏感。トラディショナルなナンバーからVals, Milonga, Nuevoまでムーブメントのある曲を得意とする。
踊る楽しさをベースにダンサー目線での選曲には定評がある。バイリンガルとして海外のダンサーの通訳や進行もこなすMC-TDJの二刀流。
主なTDJ 経歴 ：
Astrorico PIEBES / Live Milonaga - Tiempo de Tango
Daniel Nacucchio y Cristina Sosa - Osaka City Hall de Milonga Neri Piliu y Yanina Quinones in Osaka - Cafetin de Buenos Aires
駅中・デ・タンゴ / KANSAI Tango Orquesta
その他、Cafetin de Buenos Aires主催ミロンガ及び大阪タンゴイベントDJ多数。

2001年よりアルゼンチンタンゴダンスを始める。
2005年に渡亜後、神戸でアルゼンチンタンゴのダンスと音楽を楽しめる場所をつくりたい、と2007年より☆La Morocha☆Milonga de Kobeを主催。
同年よりDJとしての活動も開始。
現在は主に京阪神のミロンガの他、岡山や広島など西日本のミロンガでもゲストDJとして活動中。
2023年、2024年　神戸バリアフリーミロンガ、2024年　福岡Sakura Tango FestivalのAfter MilongaのDJも務める。

台湾台北出身。
タンゴDJとして約10年間の活動歴を持つ。
台北のTanguisimo Salonで行われるViernes MilongaやSaturday MilongaでDJを務めている。以前は、台北の月末に行われるSaturday Remolino Milongaの初期の常任DJの一人であった。
2023年には、マニラ・タンゴ・アディクト・マラソンにDJとして招待され、2025年には、彼にとって日本での初の大きなDJイベントとなるSakura Tango Festivalに参加する予定。
Michaelの音楽スタイルは、主に黄金時代の曲に焦点を当てつつ、主要オーケストラの後期作品や時折モダンなタンゴも取り入れている。フェスティバル参加者に踊る楽しさを提供できることを楽しみにしている。

2017年にTDJとしての活動を開始し、現在は釜山のカフェ・デ・タンゴ「ビエルネス・ミロンガ」のメインDJを務める。

• アルゼンチンタンゴアカデミー「De Tango」主任講師
• アルゼンチンタンゴパフォーマンスグループ「Juntos」のメンバー
• アルゼンチンタンゴパフォーマンスグループ「El Cxuce Korea」のメンバー

2018年棚田晃吉・典子のタンゴに魅せられ、La Baldosaにてタンゴダンスを始める。現在に至るまで両氏に師事。
後年、DJの道を進み始め、Carlos Churri Lee (韓国)・Tomo Hoshino(日本)に師事、2022年より本格的に都内ミロンガを中心にDJ 活動を始める。

2024年3月はSakuraTango Festival、10月にはSapporo Tango Festival に初参加。
活動の幅を広げている。

【2024年の主な活動場所】
La Baldosa (東京/恵比寿)・Zita (東京/目黒)・Caminito (東京/三軒茶屋)・Rada (東京/日本橋)・Para dos (東京/赤坂)・El Motivo (東京/板橋)・Cafetin de Buenos Aires (大阪/北区)等

2001年からタンゴに携わるDJ Billyは、韓国の「Korea United Milonga (Milonga Cita)」やフィリピンの「Philippines Tango Marathon (Tango Adicto Marathon)」を主催するオーガナイザーとして活動している。過去には韓国で「All Night Milonga」や「Sonemos」の運営にも関わった。
ブエノスアイレス、カナダ、アメリカ（ニューヨーク、ロサンゼルス、シカゴ）、日本、台湾、香港、ベトナム、フィリピン全土、韓国など世界各地でDJを担当。伝統的なタンゴを基軸に、リズミカル、メロディック、ドラマチックなスタイルを組み合わせた選曲が持ち味。生演奏のオーケストラと共演することも多く、リクエストがあればヌエボやオルタナティブ音楽の選曲にも応じている。

【主なイベント】
• LA Tango Marathon（アメリカ）
• Philippines Tango Adicto Marathon
• Boracay Tango Encuentro（フィリピン）
• Sakura Tango Festival（日本）
• Saigon Tango Festival（ベトナム）
• Taiwan Hone Tango Festival
• Tango Festival en Tokyo（日本）
• Cruise Tango Festival（トルコ、2025年）

【ミロンガ】
ブエノスアイレス、モントリオール、ニューヨーク、ロサンゼルス、マニラ、東京、ソウルなど、アメリカやアジアを中心に名だたるミロンガでプレイしてきた。
多彩でダイナミックな音楽セレクションによって、世界中のダンサーを魅了し続けている。